山科駅はマンションから歩いて15分。まっすぐ北に向かって少し登る。山科の旧字体は山の階と書き山科駅の北方、安朱から東野に向けてなだらかに下る階段上の地形にある。山科駅はJR京都駅のほぼ東(トンネルを越えた所)にあり、湖西線と琵琶湖線が分岐する所に位置している。 山科駅では東へ向かう線が同じプラットホームの両端で出会い、西行きもまた同じ。コンパクトな駅でありながら、両線を走る普通・快速・新快速を乗り継ぎ乗り分ける大変便利な駅である。
今ではこれに地下鉄東西線が交差し、京都市内直通の便もいい。加えて旧京阪(京津線)は、御陵と三条京阪を地下鉄相乗りながらも、逢坂峠越えをするもう一つの電車である。今の山科区は、かつての山科村、大石内蔵助を祀る大石神社もある。山科から京に向かう道は三条(旧東海道)と五条(国道1号線)とがあり、南方には名神高速道路で東インターと南インターをつないでいる。更に、近年十条通がトンネルで阪神高速と繋がった。
都市化が次第に進み、田畑は残り少なくなったが、京都に近い田舎。2つの県庁所在地(京都:大津)に挟まれる住みやすい街である。